日比嘉高研究室

近況、研究の紹介、考えたこと

紹介

危機の時代の歌──米国日系移民強制収容所の俳句、短歌

現代詩手帖、第63巻第11号、2020年11月、pp.40-44 坪井秀人さんの『二十世紀日本語詩を思い出す』(思潮社)の刊行を記念した特集に寄稿しました。内容は副題の通りなのですが、自分としては、『怒濤』という収容所の中の同人誌に発表された句 置去りの犬に…

プライヴァシーの誕生──モデル小説のトラブル史

新曜社、2020年8月12日、308頁 書評 図書新聞 2020年9月26日 書評 日比嘉高 著『プライヴァシーの誕生』@図書新聞 2020年9月26日号: 新曜社通信 毎日新聞 2020年9月26日 今週の本棚:『プライヴァシーの誕生 モデル小説のトラブル史』=日比嘉高・著 - 毎日…

Japanophone Poems in Motion: Languagescapes of Itō Hiromi and Tian Yuan

Fechner, Matthias, and Henrieke Stahl, eds. Subjekt und Liminalität in der Gegenwartsliteratur, (Bern, Switzerland: Peter Lang D, 2020) accessed Oct 8, 2020, https://doi.org/10.3726/b17545世界の現代詩を研究するトリア大学(ドイツ)のチーム…

新刊出来! 単著が出ます。

出来!!!!日比嘉高『プライヴァシーの誕生 モデル小説のトラブル史』新曜社書店にはお盆明けぐらいから出るはず。編集は今回も渦岡謙一さん。本当にお世話になりました。装幀は難波園子さん。クールかつ印象的なのを作って下さいました。 pic.twitter.com…

コロナ禍の大学キャンパス、およびオンライン授業3ヶ月経過後の授業アンケートの結果

コロナ禍の中の大学キャンパス この記事は、Twitterで「#大学生の日常も大事だ」というハッシュタグが注目を集めている中で書いています。最初、以下で紹介する私の授業アンケートの結果と、ハッシュタグで並ぶ大学生たちの訴えは、けっこう違うな、という感…

大学院説明会 2020年7月

名古屋大学大学院人文学研究科の大学院説明会は、オンライン(動画やメール、ZOOM等)で行われます。私や飯田祐子さんの所属する日本文化学講座の受験をお考えの皆さんは、ぜひお立ち寄り下さい。日本文化学講座の個別相談もあります。 メールでの受付期間は…

統制経済と書物流通──帝国の国策書籍配給会社

『人文学研究論集』名古屋大学、第3号、2020年3月、pp.335-350 Title: Book distribution and the controlled economy: On the national book distributors of the Japanese Empire後日、以下の名古屋大学附属図書館のリポジトリで、全文が読めるようになる…

「満洲」の本屋たち──満洲書籍配給株式会社成立まで

『Intelligence』20世紀メディア研究所、第20号、2020年3月、pp.102-117 Title: Bookstores in Manchuria before the establishment of Manchuria Book Distribution Co., Ltd.和文要旨: この論考では、「満洲」における日本語書籍の小売史を考える。主たる…

大幅更新 「近現代文学研究関連の情報収集」

ほぼ2年ぶりぐらいに、自分自身のウェブページ「近現代文学研究関連の情報収集」と「[演習発表用]文献の集め方」を更新しました。park18.wakwak.com park18.wakwak.comどちらも、近現代を中心とした日本文学研究に関わる文献収集のためのリンク集とその解…

The New York Times にコメントが載った件

Twitterやネットで書き散らしていると、たまに面白いことが起こります。この状況のなかでハンコを求められる日本の習慣にTwitterで文句を言ったら、バズったんです。そしたら、ニューヨークタイムズの記者が来た。(笑)記事の下の方で、文句を言っています…

「情の時代」に棹を差す──あいちトリエンナーレ2019、毒山凡太朗、タニア・ブルゲラ、大浦信行、袁廣鳴

『JunCture』11号、2020年3月、pp.186-189 あいちトリエンナーレ2020のレビューです。以下から全文がご覧いただけます。doi.org

台湾・新高堂書店 村﨑長昶―事跡と回想録 全1巻

金沢文圃閣から、以下の編著を刊行しました。 台湾・新高堂書店村﨑長昶──事跡と回想録(文圃文献類従75) 村﨑長昶 著 日比嘉高 編・解題 金沢文圃閣、2020.1、246頁 年譜あり ISBN 9784909680624 価格 16800円 村﨑長昶は、戦前の台北市にあった最大の日本…

紹介・書きました)専門家を軽視し、不安を利用する日本の政治…新型コロナが示したこと

現代ビジネスに、以下の記事を書いています。「専門家を軽視し、不安を利用する日本の政治…新型コロナが示したこと」 gendai.ismedia.jp

発表者募集 2020年 東アジアと同時代日本語文学フォーラム 第8回 バリ大会

発表者の募集を開始しています。2020年 東アジアと同時代日本語文学フォーラム 第8回 開催地:インドネシア・バリ島 ウダヤナ大学ほか 日程:10月16日(金)、17日(土) 応募〆切:3月15日(日)詳細は以下のページをご参照下さい。eacjlforumweb.wixsite.com

草の根の表現の自由のため

『中日新聞』2019年11月8日、夕刊 あいちトリエンナーレ2020に関係する記事を、『中日新聞』の夕刊に書きました。

エリートの嘆き節をどう越えるか──専門家と市民の絆の結び直しを

『週刊読書人』第3310号、2019年10月11日 トム・ニコルズ著『専門知は、もういらないのか 無知礼賛と民主主義』の書評です。以下から読むことができます。dokushojin.com

サイトの引っ越し 名古屋大学大学院 人文学研究科 日本文化学専門

学内のサーバの廃止に伴って、所属講座のウェブサイトが以下に引っ越ししています。 Googleではまだ新しいページがヒットしませんので、ここにリンクを張っておきます。jculture-nu.main.jp

(紹介)在朝日本人の文学に関する最近の研究 高麗大学の成果

かつて、植民地時代の朝鮮半島に住んでいた日本人=在朝日本人による文学活動というのがありました。ここのところ高麗大学の日本文学研究系の人たちが、大きな研究費を取って継続的にこのジャンルについての研究を行っていることは、間近で見て来ました。先…

(コメント出演)中京テレビ キャッチ

5月30日、中京テレビの「キャッチ」という番組に、短いコメント役で出演しました。 SNSで「いいね!」が買われている問題について。

メールアドレスの変更について

所属組織のメールサーバの運用変更により、この3月で日比の大学メールアドレスが変わります。今後の連絡先については、下記をご覧下さい。park18.wakwak.com

最近頂戴した本 4冊

Twitterでも紹介しましたので、以下貼ります。省力モード。恵贈感謝★黒田 俊太郎『「鏡」としての透谷──表象の体系/浪漫的思考の系譜』翰林書房2018ぱっと目、北村透谷についてのしぶい内容にも見えるのだけど、実はのっけからメルロ・ポンティの「鏡」の議…

発表者募集 東アジアと同時代日本語文学フォーラム 2019 台北大会

東アジアと同時代日本語文学フォーラム 2019 台北大会 の個人研究発表・パネルセッション の募集が始まりました。特集は「海から見る東アジアの文学と文化」です。発表は、特集に関係したものでも、自由なテーマでもかまいません。詳細はこちらをご覧下さい…

謹賀新年 今年のことと去年のこと 附・2018のお仕事一覧

あけましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 年頭に際し、本年の抱負気味のことと、昨年の振り返りをしておきます。 2019年は ほとんど出す出す詐欺と化していた、モデル小説がらみの単著をまとめます(きっぱり)。 外地書店…

紹介『怪異を読む・書く』、あるいは木越治先生の追想

最近共著として国書刊行会から出版した『怪異を読む・書く』について紹介をしたいのだが、順を追って木越治先生との思い出から書く。本書は、木越先生の古稀記念出版として企画され、そして予想もしなかったご逝去を受けて、御霊前に捧げる追悼論文集となっ…

講演「真山青果と徳田秋聲 明治大正文壇交遊録」

以下の講演をします。秋の金沢へ、ぜひ。 「真山青果と徳田秋聲 明治大正文壇交遊録」 日比嘉高 徳田秋聲記念館(金沢市) 11月18日(日) 14時から ※ 同日13時から秋聲忌の墓前祭です。

講演「図書館を文学から覗いてみれば」

明日は、以下の講演をします。 場所:安城市図書情報館多目的室 日時:2018年5月26日(土)13:00 講演会 14時より 演題「図書館を文学から覗いてみれば」 日比嘉高氏(名古屋大学大学院人文学研究科准教授) https://sites.google.com/…/chuubutoshoka…/gyou…

新人小説月評(文學界)3月、4月分

書いております。ご関心のある方、ぜひ。 以下の連続ツイートで内容について少し紹介しています。スレッドになっているので、クリックすると連投が読めます。『文學界』の新人小説月評は、「見えることの齟齬、見えてしまうことの救済」と題して、3作を取り…

本年、新人小説月評(文學界)を担当します

今年一年、『文學界』の新人小説月評を担当することになりました。公私ともに、いろんな意味で、いま/今年これをやるのかよ俺は的な思いが去来しますが、せっかく与えられた貴重な場、貴重な誌面です。しっかりと全力で、現代作家の最前線の言葉に向き合お…

「フェイク・ニュースとポスト真実の時代」(名大アゴラ第12回セミナー)

FacebookとTwitterでは紹介していたのだけれど、こちらには記載するのを忘れていました。明後日土曜日12月16日15:30~、@名古屋大学です。2017年の流行語大賞にもノミネートされた(笑)2語をめぐってお話しします。ご関心ある方は、ぜひ。「フェイク・ニ…

東アジアと同時代日本語文学フォーラム 2017ソウル大会、終了

少しだけですが、報告と写真がこちらから見られます。www.facebook.com