日比嘉高研究室

近況、研究の紹介、考えたこと

台湾・新高堂書店 村﨑長昶―事跡と回想録 全1巻

金沢文圃閣から、以下の編著を刊行しました。

台湾・新高堂書店村﨑長昶──事跡と回想録(文圃文献類従75)
村﨑長昶 著
日比嘉高 編・解題
金沢文圃閣、2020.1、246頁
年譜あり
ISBN 9784909680624
価格 16800円

村﨑長昶は、戦前の台北市にあった最大の日本人経営書店「新高堂書店」の創業者です。新高堂書店は、日本統治下の台湾における日本語出版文化のハブでした。今回刊行した書籍は、手に入りづらかった村﨑の『 八十年の回顧録 記憶をたどって』の復刻本です。ただし、単なる復刻ではなく、村﨑自身による「台湾の読書界」ほか8編の記事が加わったほか、わたくし日比の解題と「新高堂書店 出版図書、雑誌、地図 総覧(稿)」が付きます。

また、金沢文圃閣『文献継承』に連載している「外地書店を追いかける」の新高堂関係文全10回を再録しています。戦前の台北の書物文化小史になっていると思います。

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台湾・新高堂書店村﨑長昶 : 事跡と回想録