日比嘉高研究室

近況、研究の紹介、考えたこと

紹介

発表者募集 東アジアと同時代日本語文学フォーラム 2019 台北大会

東アジアと同時代日本語文学フォーラム 2019 台北大会 の個人研究発表・パネルセッション の募集が始まりました。特集は「海から見る東アジアの文学と文化」です。発表は、特集に関係したものでも、自由なテーマでもかまいません。詳細はこちらをご覧下さい…

謹賀新年 今年のことと去年のこと 附・2018のお仕事一覧

あけましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 年頭に際し、本年の抱負気味のことと、昨年の振り返りをしておきます。 2019年は ほとんど出す出す詐欺と化していた、モデル小説がらみの単著をまとめます(きっぱり)。 外地書店…

紹介『怪異を読む・書く』、あるいは木越治先生の追想

最近共著として国書刊行会から出版した『怪異を読む・書く』について紹介をしたいのだが、順を追って木越治先生との思い出から書く。本書は、木越先生の古稀記念出版として企画され、そして予想もしなかったご逝去を受けて、御霊前に捧げる追悼論文集となっ…

講演「真山青果と徳田秋聲 明治大正文壇交遊録」

以下の講演をします。秋の金沢へ、ぜひ。 「真山青果と徳田秋聲 明治大正文壇交遊録」 日比嘉高 徳田秋聲記念館(金沢市) 11月18日(日) 14時から ※ 同日13時から秋聲忌の墓前祭です。

講演「図書館を文学から覗いてみれば」

明日は、以下の講演をします。 場所:安城市図書情報館多目的室 日時:2018年5月26日(土)13:00 講演会 14時より 演題「図書館を文学から覗いてみれば」 日比嘉高氏(名古屋大学大学院人文学研究科准教授) https://sites.google.com/…/chuubutoshoka…/gyou…

新人小説月評(文學界)3月、4月分

書いております。ご関心のある方、ぜひ。 以下の連続ツイートで内容について少し紹介しています。スレッドになっているので、クリックすると連投が読めます。『文學界』の新人小説月評は、「見えることの齟齬、見えてしまうことの救済」と題して、3作を取り…

本年、新人小説月評(文學界)を担当します

今年一年、『文學界』の新人小説月評を担当することになりました。公私ともに、いろんな意味で、いま/今年これをやるのかよ俺は的な思いが去来しますが、せっかく与えられた貴重な場、貴重な誌面です。しっかりと全力で、現代作家の最前線の言葉に向き合お…

「フェイク・ニュースとポスト真実の時代」(名大アゴラ第12回セミナー)

FacebookとTwitterでは紹介していたのだけれど、こちらには記載するのを忘れていました。明後日土曜日12月16日15:30~、@名古屋大学です。2017年の流行語大賞にもノミネートされた(笑)2語をめぐってお話しします。ご関心ある方は、ぜひ。「フェイク・ニ…

東アジアと同時代日本語文学フォーラム 2017ソウル大会、終了

少しだけですが、報告と写真がこちらから見られます。www.facebook.com

だれが「国民の安全」を守るのか (ポリタス)

ポリタスの衆院選特集に寄稿した記事が、遅ればせながら掲載されました。だれが「国民の安全」を守るのか(日比嘉高)|ポリタス 衆院選2017ーーそれでも選ぶとしたらこの夏、戦時下の出版統制のことを調べたり、NHKの戦争がらみのドキュメンタリを見たりし…

内地/外地をまたぐ書籍流通史をめざして──転移・国策・ネットワーク (研究発表)

以下の研究報告を行います。 日本出版学会2017年度第4回(通算第102回)関西部会日 時: 2017年10月21日(土)14時00分~16時00分 会 場: 奈良女子大学文学系S棟2階S227教室 奈良県奈良市北魚屋西町報告者: 日比嘉高(名古屋大学大学院人文学研究科) 「内…

ETV特集「告白~満蒙開拓団の女たち~」がものすごかったから、本当に見て欲しい

8月の放送を見逃していたので、再放送を見た。 この夏のNHKの戦争関係のドキュメンタリは本当に名作揃いだった。「インパール作戦」のも「樺太引揚げ」のやつもすごかったが、私はこの「告白~満蒙開拓団の女たち~」が最高の作品だと思う。見てない人は、ぜ…

対談 post truth(ポストートゥルース)をめぐって(朝日カルチャーセンター)

小森陽一さんと、朝日カルチャーセンターで以下の対談(講座)を行いました。 対談 post truth(ポストートゥルース)をめぐって 分断社会を嘘が行くー「反知性主義」時代をどう生きるか 2017年 9/23土曜 18:00-20:00 政治で、ネットで、嘘がまかり通るPost-…

『週刊読書人』書評掲載 『「ポスト真実」の時代』

『週刊読書人』に書評が掲載されました。2017年8月4日(第3201号)。 感謝です。dokushojin.com

ハフィントンポストにブログ・ページができました

先日の蓮舫氏問題についての記事がえらく拡散したあおりで、ハフィントンポストに私のブログ・ページができることになりました。更新頻度は低いですから生暖かく見守って下さい。www.huffingtonpost.jpちなみに、BLOGOSさんにもあります。blogos.comどちらも…

耳寄り情報★近代日本文学の名作のテキストが無料配布中

海外・国内の学生さんたちにも耳寄り情報。 近代日本文学の名作のテキストが、無料配布中。iOSのiBOOKS用です。私もありがたく頂戴してきました。「2015年8月31日(木)までの期間限定」とあるけれど、2017年かな? prtimes.jpラインナップは以下。 1 二葉…

『連続討議 文系学部解体―大学の未来@横浜国立大学』

室井尚 編、内田樹・吉見俊哉・ハヤシザキカズヒコ・三浦翔・日比嘉高・増田聡・竹下典行・小林哲夫 著『連続討議 文系学部解体―大学の未来@横浜国立大学』読書人eBOOKS 004、読書人、2017年6月15日、電子出版 連続討議 文系学部解体―大学の未来@横浜国立…

刊行記念イベントのお知らせ 津田大介×日比嘉高『「ポスト真実」の時代』

『「ポスト真実」の時代』出版記念&先行販売トークイベントをやります。 「シェア割」もあります。通常4000円のところ3000円(書籍代込み)となります。ツイッター、インスタ、FB、ブログなどで「#ポスト真実の時代」のハッシュタグをつけて本の感想をアッ…

近刊予告 『「ポスト真実」の時代―― 「信じたいウソ」が「事実」に勝る世界をどう生き抜くか』

津田大介さんとの共著で、『「ポスト真実」の時代―― 「信じたいウソ」が「事実」に勝る世界をどう生き抜くか』(祥伝社)という本を出します。書店に並ぶのは7月2日頃の予定。現在、Amazonで予約受付中です(「ポスト真実」の時代 「信じたいウソ」が「事実…

比喩からことばをひらく(講演)

先日、尾張地区の高校の国語の先生方向けの研修で、講演をしてきました。テーマはこちらにまかせて下さったので、以前からの持ちネタの一つである、比喩の話をしてきました。題は「比喩からことばをひらく」。私の専門は日本文学・文化研究ですが、認知言語…

最近いただいた本 20170509

つづきです。御礼状を書かねば。GWに、と思っていたのですが、矢のように飛び去り…。 不義理すぎて顔向けできない。うう。それにしても、大著揃いだ。すごい! www.kinokuniya.co.jpwww.kinokuniya.co.jpwww.kinokuniya.co.jpwww.kinokuniya.co.jp

最近いただいた本・雑誌 20170508

遅くなりましたが、最近いただいた本を紹介いたします。 全部にコメントをしたいのですが、追いつきません。ごめんなさい。上から順にやっていまして(部分的にはTwitterで紹介してました)、このあと、追記していきたいと思っています。全部やってから、と…

本の紹介 『〈変態〉二十面相』『石川啄木論攷』『エジプト人モーセ』

〈変態〉二十面相――もうひとつの近代日本精神史 | 六花出版honto.jp 昨年頂戴していながら、紹介し損ねていた論文集。お送り下さった方々、ありがとうございました、そしてごめんなさい。 〈変態〉という今や英語にまでなって抜群の知名度を誇るこの言葉の、…

最近いただいた本 その3

最近いただいた本、その3です。honto.jphonto.jphonto.jphonto.jphonto.jphonto.jphonto.jphonto.jp

最近いただいた本 その2

年内に紹介しておかねば…。(もはや最近でもないけど)最近いただいた本、その2です。 honto.jphonto.jphonto.jphonto.jphonto.jphonto.jphonto.jphonto.jphonto.jphonto.jp層 ―映像と表現 vol.9 特集1=世界内戦と現代文学―創作と批評の交錯― 特集2=忍者と…

『跨境 日本語文学研究』第4号 投稿受付中です

東アジアと同時代日本語文学フォーラムの機関誌『跨境 日本語文学研究』では、現在投稿原稿を受け付けています。どなたでもご投稿いただけます。〆切:2017年1月15日要領は下記をご覧下さい。投稿受付のURLは最下部です。 投稿受付のページは、こちら http:…

名大アゴラ第6回 「辺野古基地問題を法治主義と地方自治の視点から考える」

名大アゴラ 名古屋大学人の会連続セミナー 第6回 「辺野古基地問題を法治主義と地方自治の視点から考える」講演者 紙野健二さん(名古屋大学教授・行政法)日 時 12月13日(火)18時~19時30分(開場17時30分) 場 所 名古屋大学 東山キャンパス アジア法交…

池内了さん講演「科学の軍事利用を考える 研究費、学問の自由、デュアル・ユース(仮)」

11月8日(火)に池内了さんの下記の講演があります。大学をめぐる喫緊の問題の一つ、軍事研究、軍事費・防衛費との関係、デュアル・ユースなどの問題がテーマです。お運び下さい。 名大アゴラ 第5回 池内 了さん (名古屋大学名誉教授、総合研究大学院大学名誉…

もうすぐ出ます 『文学の歴史をどう書き直すのか』笠間書院

来月、新しい本が出ます。笠間書院さんから。ウェブでの宣伝が始まりましたので、ご紹介します。kasamashoin.jp

外地書店を追いかける(7) 台湾書籍雑誌商組合のこと

『文献継承』第29号、2016年10月、pp.4-6 今回の内容はこんな感じです(冒頭より) 内地と外地を結んだネットワークを考える際に、一つの重要なアクターとなるのが、外地の小売書店の業界団体である書籍雑誌商組合である。書店組合は、当該地の小売書店の利…