文科省的には教育勅語を活用してもいいらしい
文科省が予算委員会で、教育勅語を活用してもいいと答弁している。
夫婦仲良くしなさい、とか、友だち同士信じ合いなさい、ということを教えるのに、教育勅語が必要なのか、と考えてみればわかる。それくらいのことなら、ちびまる子ちゃんをつかってだって教えられる。教育勅語を使いたい人々は、夫婦仲とか友だち関係とかを向上させたくて、これを使うんじゃないんだよ。
文科省は、用意してきた答弁で言ってるから、でまかせじゃない。
政治家じゃなくて、役人がこういうことを言うのって、ほんとに肝が冷えていく気がする。
教員関係の人は、「本省」がこうなってること、覚えておいた方がいい。
教育勅語につきましては、明治二十三年以来およそ半世紀にわたって我が国の教育の基本理念とされてきたものでございますけれども、戦後の諸改革の中で、教育勅語を我が国の教育の唯一の根本理念として扱うことなどが禁止され、これにかわって教育基本法が制定されたところでございます。
http://www.kiyomi.gr.jp/info/10841/
こうしたことも踏まえまして、教育勅語を我が国の教育の唯一の根本理念として戦前のような形で学校教育に取り入れ指導するということであれば適当ではないというふうに考えますが、一方で、教育勅語の内容の中には、先ほど御指摘もありましたけれども、夫婦相和し、あるいは、朋友相信じなど、今日でも通用するような普遍的な内容も含まれているところでございまして、こうした内容に着目して適切な配慮のもとに活用していくことは差し支えないものと考えております。