2016年度台湾日本語文学国際学術研討会、2016年12月17日、台湾・輔仁大学、基調講演
(概要)
1.日本の大学をとりまく状況
2.日本の大学とグローバル化
3.グローバル化の中の日本文化研究――日本の政府系機関の取り組み
4.グローバル化の中の日本文化研究――日本国内の場合と国外の場合
5.おわりに――ネットワークをどう具体化するか
日本の大学(とくに国立大)をめぐる状況と、日本文化研究系の助成金や学会の動向などに触れながら、人文系学問の危機および日本研究の地盤沈下の中で、何ができるのかを考えました。政府の日本文化重視策(クールジャパン、Japan Houseなど)との距離の悩ましさや、国に囚われないネットワークを保持していくことの大切さ、等。