日比嘉高研究室

近況、研究の紹介、考えたこと

(ほぼ)復活

ご心配をおかけしたみなさま、恐縮でした。先週後半から仕事に復帰し、今日は大学院の授業に出たのですが、学生の皆さんやら先生方やらに、いろいろ声をかけていただいたりして、人情のあたたかみに触れたことでありました。感謝です。

この暑いのに酒を飲むなと医者に言われているのですが、次の診察では晴れて解禁となることを信じております。自覚としては完全回復しているだけに、つらい(笑)

この間、いろいろ考えましたが、一つの原因として、自分の仕事量を自分自身がうまく測れていない、というところに原因があるのではないかと思った次第です。

ニュースで話題になっている残業代なしの裁量労働制というものに、大学教員の働き方は類します(実際にはこう単純に規定するのは問題があるようですが)。一般的な勤務形態とはかなり異なるため、家族や友人にすら、自分の仕事の仕方について、説明が必要(説明が困難)です。なにせ平日昼間にふらふらしていることがあったり、「夏休み」があったりするので。

ただ、自分自身は、自分自身の働き方、時間の使い方について、よく分かっていると思っていたのですが、どうもそうではないらしい、というのが今回高熱を発しながらの暫定的結論です。

9時-17時になっていない分、細切れで仕事をしたり、深夜に集中して仕事をしたりしますが、その疲労をを自覚的に積算するのは、実はけっこう難しい。しかも、疲労は仕事量からだけは測れない。心労とか。プレッシャーとか。持続(=切れ目なし)感とか。そして疲労は仕事からだけやってくるわけではない。子守とか。子守とか。子守とか。たまに家事とか。遊びとか。

わかっている方には当たり前のことなんでしょうけれど、私は分かっていなかったようです。三年連続、別の箇所が健康診断で引っかかって、今回こんな目に遭い、ようやく振り返った次第。


結論:厄年恐るべし   (いや、この展開でこの結論かよ)

後厄ですがね。