日比嘉高研究室

近況、研究の紹介、考えたこと

トーゴ氏近況 3題

ごっこ遊び Deluxe

 おままごととか、お店屋さんごっことか、だんだんと仮想的な遊びができるようになってきたのだが、最近面白いなと思うのは、自分自身が「なりきる」ようすが見られる事である。犬になって何か食べたり、クマになってベッドで眠ったりしている。

 たぶん、遊び方としてはままごととかお医者さんごっこと大差は無いのだが、「とうくん犬/クマだよ」というように注釈を付けて遊んでいるので、他者の視線との整合性を調整しようとしているのかもしれない。

 ちなみに、この手のごっこ遊びで最近一番笑ったのは、「ゴトーさんごっこ」(本人談)である。「ゴトーさん」というのは、私の友人でかつ最近業務上のお仕事のためにも家に来てもらっていた人なのだが、彼になりきる遊びである(笑)

 「ゴトーさん」は仕事できた場合には和室の客間に通る人で、座布団が出てお茶が出る。で、仕事の書類が出て、なんだかいろいろ相談をする。それがトーゴには非日常で面白いらしい。

 トーゴは、座布団を敷き、「ゴトーさん」になり、書類を出し、(自分で)お茶を出しお菓子を出す。僕に長机の反対側に座らせる。父「今日は何のお仕事ですか」、ト「大学です」、父「どんな鞄で持ってきたんですか」、ト「オレンジ色です」、父「何か飲まれますか」、ト「お茶持ってきます(自分で取りに行く)はいどうぞ」

触るな危険! Instinctively?



 ある日、散歩コースで東吾が指を指して、「これ、怖い」といったもの(写真参照)。別の日には、「とうくん、これ好きじゃない」といった。へー、と思った。

 いわゆるそのまんま「警告色」である。自然界で、ハチ、クモ、トラなんかが身にまとっているアレである。人間が警告色の喚起性を利用して、社会的なサインに役立てている事は知っていたが、その有効性が目の前で実証された感があったものである。

三つ子の魂… Cannot a leopard change his spots?


トーゴ氏の母が、保育士さんから受けた密告によれば、トーゴ氏は、以下のような発言を行ったという。
「せんせい、アイスクリーム食べに行こう」

ちなみに、先生は

  • 担任ではない(それほど密接には接しない)
  • 若い女性
  • 着任してそれほど間もない

である。さらにいえば、母親の前では、彼はその先生に対してそっけない素振りをするそうだ。トーゴ氏、二歳四ヶ月の春。

行く末心配と言えば、こんな発言もあった。
「かっこいいブーブーで、かっこいい仕事いく」