日比嘉高研究室

近況、研究の紹介、考えたこと

無駄話

古事類苑の全文データベース

国際日本文化研究センターのページで公開が始まりました。>> 「古事類苑全文データベース」 『古事類苑』とは、明治政府の一大プロジェクトとして明治12年(1879)に編纂がはじまり、明治29年(1896)から大正3年(1914)にかけて出版された、本文1,000巻、和装…

携帯電話の契約者固有IDが全通知される時代

もうまったく近代文学研究とは関係ない話題で恐縮ですが、非常に重要と思ったので注意喚起のお手伝い。 携帯電話使っていらっしゃる方、大半ですね。サイトに書き込みしますか? 買い物しますか? みなさんのお持ちの携帯電話には契約者固有IDという、あなた…

国木田独歩 没後100年の集い

直前(というか明日…)のご紹介となってしまいますが、「国木田独歩 没後100年の集い」というのが開催されるそうです。知人に教えていただきました。 【 独歩ゆかりの茅ヶ崎館で偲ぶ会を催す意義を再発見していただければ・・・ 】 □日 時 2008年6月22日 (日…

勝手に書評:川口隆行『原爆文学という問題領域』

原爆文学という問題領域作者: 川口隆行出版社/メーカー: 創言社発売日: 2008/04メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 39回この商品を含むブログ (6件) を見る 『原爆文学という問題領域』拝領 川口隆行さんから高著『原爆文学という問題領域(プロブレマティ…

 特集上映「文芸作品にみるさまざまな愛のかたち」

京都文化博物館の映像ホールで「文芸作品にみるさまざまな愛のかたち」という特集上映が始まります。6月12日〜29日まで。興味のある方はぜひ。常設展のチケット(一般500円、大高生400円)で見ることができます。ラインナップは以下。 6月の特集上映 文芸作…

新学習指導要領の「それらをはぐくんできた」

はじめに概略 (前置きが長くなったので、お急ぎの方は「ようやく本題」のセクションまで飛んでください) 3月28日の官報で文部科学省の新学習指導要領が告示された。これにつき、ちょっと一言言いたくなったのでエントリする。ニュースになったポイントは次…

科研費報告書『アジア文化との比較に見る日本の「私小説」――アジア諸言語、英語との翻訳比較を契機に――』

標記の報告書を梅澤亜由美さんからいただいた。勝又浩氏が研究代表で、法政大学大学院私小説研究会が「研究協力」でかかわっていたプロジェクトとのことである。同研究会は2000年から研究誌『私小説研究』を出しており、私小説研究に関心がある人々にとって…

出版ラッシュ 追加

川勝麻里様から『明治から昭和における『源氏物語』の受容――近代日本の文化創造と古典』(和泉書院2008.3)をご恵贈賜る。源氏物語が外交、美術、歴史、大学教育、船橋聖一ら文学者などそれぞれの文脈といかに交差していったのかを考察した御論考で、やはり…

出版ラッシュ

最近、知人の出版ラッシュである。このページを読みに来る人にこんな説明をしても釈迦に説法だが、課程博士号を出せ(取れ)、というプレッシャーが10年ちょっと前から大学院にかかってきたらしい。それまで、近代文学の研究者の多くは、なんとなく自分のテ…

山村浩二監督の「カフカ 田舎医者」を見てきた

山村浩二監督と言えば、「頭山」でアヌシー2003のグランプリを受賞、同作はアカデミー賞短編アニメーション部門でもノミネートされて、一躍脚光をあびたアニメーション作家だが、その新作が「カフカ 田舎医者」である。 いやー、凄かった。大傑作と呼ぶのに…

Random Walk 京都寺町店

今日、寺町を歩いていたら、新しい本屋を発見。Random Walkの京都寺町店である(実は7月にオープンしていたらしいが、気づかなかった(^^;)。基本的に洋書専門の店らしいが、和書では写真や漫画、サブカル系雑誌、評論などの品揃えがすごい。多くはないが、…