『連続討議 文系学部解体―大学の未来@横浜国立大学』
室井尚 編、内田樹・吉見俊哉・ハヤシザキカズヒコ・三浦翔・日比嘉高・増田聡・竹下典行・小林哲夫 著『連続討議 文系学部解体―大学の未来@横浜国立大学』読書人eBOOKS 004、読書人、2017年6月15日、電子出版
新刊の紹介です。
横浜国大で行った連続企画が本になりました。室井尚さんが企画編集。読書人eブック、電子出版です。
私は増田聡さんと一緒に、第4章を書いています。①分断に抗う、②文系学部がなぜ大事か、③教育の受益者とは、④文化構造を相続せよ、ということを言っています。
その他の章はこんな感じ。
第一回=内田樹「『文系学部解体』以降の日本の大学」
第二回=吉見俊哉「『文系学部解体』vs.『「文系学部廃止」の衝撃』
第三回=ハヤシザキカズヒコ・三浦翔「なぜ誰も声を上げないのか/なぜ伝わらないのか?―福岡教育大学問題から考える」
第四回=日比嘉高・増田聡「大学はこのままでいいのか?――自由と多様性を求めて」
第五回=竹下典行・小林哲夫「文部科学省との正しい付き合い方―こじれた関係を修復するために」
最近、政府の諮問委員会が地方国立大をさらに職業志向にするような内容の議論を行っています。日本の大学の力をこれ以上弱めてどうする、と思っています。