日比嘉高研究室

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日韓国交正常化50周年

f:id:hibi2007:20150517110038j:plain:right:w100今年は日韓国交正常化50周年なのだそうです。皆さんご存じでしたでしょうか。私は恥ずかしながら知りませんでした。そして先週末訪れた韓国で、たまたまシンポジウムの関連行事で同席した日本の大使館関係者から、それを教えてもらい、心底びっくりしました。

私のメディア接触時間は、まあ普通と思います。多くもなく、少なくもなく。しかし、この関連のニュースを見た記憶がありません。

国交正常化50年はとても大きな節目のはず。それがこれだけ“触れられないでいる”ということは、やはり異常といっていいのではないでしょうか。日韓関係の冷え込みが政府、メディア、経済界、諸分野の団体に、ここまで広がっているのだと、驚きます。


写真は、日本大使館の方が配っていたバッジ。私はいまの政権の意を受けた外務省の動きには批判的です。国交正常化交渉の末に結ばれた日韓基本条約にも、いろいろ問題があるのでしょう。しかし、「日韓国交正常化50周年を祝う」という一点において、紀念の気持ちに賛同したいと思いました。私はバッジを付けて、シンポジウムの二日目に臨みました。

日韓関係がこのままではいけないと、強く思います。