日比嘉高研究室

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所与と自由―近現代文学の名作を読む (南山大学学術叢書)

所与と自由―近現代文学の名作を読む (南山大学学術叢書)

細谷さんから頂戴した。主に1990年代後半以降に書かれた論文、書評、短文などが収められている。その数40編弱。圧巻である。扱われているのは、鴎外、漱石志賀直哉小林秀雄太宰治川端康成三島由紀夫ほか。冒頭の「所与と自由」、および「おわりに」に言明されているように、〈読み〉にこだわり、その自由と制約のなかで書き継がれた論考が並ぶ。