最近いただいた本 その2
- 作者: 孔月
- 出版社/メーカー: 学術出版会
- 発売日: 2012/10
- メディア: 単行本
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芥川と中国との関わりは、作家の中国訪問の問題から、題材の摂取の問題、知的素養の問題など、いろいろ論点が追求されてきているが、〈帝国〉と〈病〉を焦点にしたところが孔さんのオリジナルなところである。作品としては「酒虫」「南京の基督」「奇怪な再会」「将軍」「馬の脚」「湖南の扇」が取り上げられている。多少強引だったり、もう少し資料が欲しかったりするところはあるが、このテーマで一冊にまとまったことの意義は大きい。今後参照される本になるだろう。
- 作者: 千葉俊二
- 出版社/メーカー: 青蛙房
- 発売日: 2012/12
- メディア: 単行本
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