最近いただいた本と雑誌
上海から帰ってきたら、いろいろ届いておりました。ありがとうございます。コメントは例によって後日で、まずはタイトルのみ先行紹介です。
- 作者: 友田 義行
- 出版社/メーカー: 人文書院
- 発売日: 2012/03/05
- メディア: 単行本
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私の卒論は実は何を隠そう安部公房の「燃えつきた地図」論。この前ファイルを見つけて読み返しましたが意外に面白いです(おいおい)。いや私の卒論なんでどうでもいいのですが、友田さんの「燃えつきた地図」論を拝読し、文学研究者の視点がいかに安部の試みの一面をしか見ていないのか、痛感させられました。文学と映画の接点をどう論じるかという観点からも勉強になります。
カバー写真は、友田さんご自身の撮影。砂と水の境界を収め、その鏡像で挟み込むデザインは、まさに安部公房の世界ですね。
『時事新報』大正期復刻版 解説
監修:池内輝雄・奈良岡聰智
柏書房
2012年1月
池内先生よりいただく。ご労作の『時事新報』文芸欄総目次につづいての復刻版関係のお仕事。細かく時間のかかる仕事からつい逃げたくなる自分は、ただただ恥じ入る。
『大正文学論叢』第1号
発行:明治大学大学院宮越ゼミ
2012年2月
宮越さんよりいただく。大学院生のみなさん総勢22人の方が寄稿している。大正期だけでこれだけ並ぶと圧巻。せっかくだから関係者の方は目次ぐらいネットに載せるとよいと思うのだが・・・ 宮越さんの序は、その世代の立教大学の雰囲気が知られて興味深い。辻邦生に蓮實重彦に本多秋五に前田愛に平野謙に小田切進に、教わったとか。私のような地方国立出の人間には想像を絶する環境。
個々の研究論文については、これから読ませていただきます。
- 作者: 高橋広満
- 出版社/メーカー: 双文社出版
- 発売日: 2012/03
- メディア: 単行本
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