日比嘉高研究室

近況、研究の紹介、考えたこと

「モデル問題」とメディア空間の変動――作家・モデル・〈身辺描き小説〉――





初出、『日本文学』No.536、1998年2月、pp.10-21

のち、和田敦彦編『読書論・読者論の地平』(日本文学研究論文集成47、若草書房、1999年9月、pp.185-200)に採録 


[紹介]

明治40年後半に起こった、小説のモデルをめぐる道義的論議「モデル問題」を、読書慣習と文芸メディアにおける発言権、作家情報・モデル情報・作品3者の連関などの観点から総合的に検討し直す。


に収録しています。“自己表象”の文学史―自分を書く小説の登場