日比嘉高研究室

近況、研究の紹介、考えたこと

2008-03-01から1日間の記事一覧

「文壇」は閉じているか――大正文壇・交友録・芥川「あの頃の自分の事」

『国語と国文学』第85巻第3号、2008年3月、pp.41-55 [要旨] この論考は、大正期の小説の表象が、人々の――とりわけ作家たちの――〈私的な領域〉をいかに描き、覗き、侵犯したのかを考え、同時にこれまでの研究がそうした表象の果たした役割として“文壇の境界…