日比嘉高研究室

近況、研究の紹介、考えたこと

Japanophone Poems in Motion: Languagescapes of Itō Hiromi and Tian Yuan

Fechner, Matthias, and Henrieke Stahl, eds. Subjekt und Liminalität in der Gegenwartsliteratur, (Bern, Switzerland: Peter Lang D, 2020) accessed Oct 8, 2020, https://doi.org/10.3726/b17545

世界の現代詩を研究するトリア大学(ドイツ)のチームに誘われて、伊藤比呂美さんと田原さんの詩について、論考を書きました。私はたまたま誘われて末端に連なっただけなのでよく分かってないのですが、なんでも予算規模が億単位で、世界中の現代詩を大勢のメンバーで探求するという壮大なプロジェクトとのことです。

私は、現代日本トランスナショナルな詩を取り上げ、伊藤比呂美さんの「鰻と鯰」(『現代詩手帖』2011年9月号)、田原さんの「異国の電車」と「夜明け前の汽車」(『石の記憶』思潮社、2009年10月)を論じています。
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