読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

日比嘉高研究室

近況、研究の紹介、考えたこと

文系削減=理系シフト問題を、科学技術開発+大学発ベンチャー+軍事技術の交差点の歴史から考えることの大事さを教えてもらった

タイトル長いよ(笑)

「人文社会系学部「京大には重要」 山極総長、文科省通達に反論 : 京都新聞」の記事をシェアした森本淳生さん(一橋大学フランス文学)と、それにコメントをした高瀬進さん(山口大学大学発ベンチャー研究)のやりとりが、とても勉強になります。例の冨山和彦氏的な実践力重視の発想への反論ですが、文系側の有用論ではなく、理系振興策の歴史的経緯(商業化と軍事研究がらみ)の側から立論していらっしゃいます。

さわりをご紹介すると、こんなご発言が(いずれも高瀬さん)。

大学発ベンチャーは軍事技術の商業化の流れからMITから出てきた話で、当時、MIT総長だったカール・コンプトンがGHQの顧問として、日本の軍事研究を禁じた一方、世界初のベンチャーキャピタルを作った」


「ロボットに関していうと、社会科学系の学者の知見がなくては、法律も作れないし、潜在的な顧客のニーズも汲み取れない」


「富国強兵政策の元、世界でも最も充実した工学の高等教育の制度を作ったのは日本ですが、軍事研究のアンビバレントな関係や歴史的な経緯を踏まえた上で、どうするの?という話が、いつのまにか議論の擦り替えとして、文系不要説になってしまっているのが大変残念」

ぜひ、以下のリンク先から全コメントをお読み下さい。www.facebook.com


いまの「人文社会系削減+理系シフト」関係の議論で、この大学とベンチャー、軍事研究の角度からの記事を読んだことがありません。

どこかのメディアの中の方! 高瀬さんに記事を書いてもらいませんか? 私は読みたい。