日比嘉高研究室

近況、研究の紹介、考えたこと

最近いただいた本・雑誌

以下、最近頂戴した本、雑誌です。コメントについてはこの週末にでも補うこととしまして、先に紹介だけしておきます。

郁達夫と大正文学―“自己表現”から“自己実現”の時代へ

郁達夫と大正文学―“自己表現”から“自己実現”の時代へ

大東さんよりいただく。〈自己表現〉をキーワードに、郁達夫と大正文学史との関連を考察する。大東さんの前著、『文学の誕生――藤村から漱石へ――』(講談社選書メチエ)を読んだ方は、あの延長線上を考えるとよい。文芸批評の評価軸の変遷を軸としながら、文芸批評のモードや読書のあり方、作品の表現のあり方を交差させて論述していく。明治末の文壇に対して行われた作業が、国境を越えた文学の広がりのなかで展開していく。

リテラシー史研究
第5号
2012年1月

http://www.f.waseda.jp/a-wada/literacy/#Anchor-52917

『文学・語学』
第201号
2011年11月

日高佳紀さん、ホルカ・イリナさんからいただく。日高佳紀「〈古典回帰〉再考」、ホルカ・イリナ「新聞小説『春』における挿絵の機能」。

性が語る -20世紀日本文学の性と身体-

性が語る -20世紀日本文学の性と身体-