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日比嘉高研究室

近況、研究の紹介、考えたこと

最近いただいた本

(2011.8.2追記)つい先頃いただいた『越境する漱石文学』を追加しました。

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長らく更新が滞っておりました。本の紹介も、しばらく止まっていました。恵贈下さったみなさま、大変失礼いたしました。礼状も、まだです。夏休みに入りましたので、急ぎご挨拶いたします。しばしご猶予を・・・

さて、以下、順不同ですが、ご紹介いたします。

「私」を語る小説の誕生―近松秋江・志賀直哉の出発期

「私」を語る小説の誕生―近松秋江・志賀直哉の出発期

山口さんより賜りました。「私小説」登場(以前)の歴史的研究、近松秋江志賀直哉の作家・作品についての緻密なご研究です。これについては、某誌に書評を書かせていただくことになっておりますので、いずれ。

小埜先生より賜りました。(小埜裕二先生は私の金沢大学時代の先生の一人。) 宮沢賢治の作品論集。「無垢へのまなざし」「流れる水」「純化と浄化」の部題のもとにまとめられています。補論として、「宮沢賢治三島由紀夫」も。

石川啄木・一九〇九年

石川啄木・一九〇九年

木股さんより賜りました。1984年に刊行された同名の本の「増補新訂版」です。大学院時代に勉強した本の一つ。こうしていただくことができたのは、とてもうれしいです。あとがきにある、木股さんの研究歴についての回顧も、氏の世代の研究者が何を読んできたのか、という点から興味深かったです。

『論潮』第四号

http://ronchou.moo.jp/

同人誌『論潮』も第四号を迎えています。今号からは外部への依頼原稿の企画も始めたようです。今号は榊原理智さんが「武田泰淳「女の国籍」論──「民族」と「ジェンダー」の結節点──」を寄せていらっしゃいます。

『国文 研究と教育』(奈良教育大学)第34号

http://www.nara-edu-kokubun.net/

日高佳紀さんと林未織さんよりいただきました。日高さんは「メタフレーズとしての読むこと──〈文学を教える〉と〈文学で教える〉の間──」、林さんは「探偵のディスクール──「彼岸過迄」における青年たちの物語──」を書いていらっしゃいます。

越境する漱石文学

越境する漱石文学

漱石と世界文学』『漱石文学の水脈』につづく、熊本大学漱石共同研究グループ3冊目の論集。「〈世界〉から見た「漱石」」「〈世界〉をまなざす「漱石」」の2部からなっています。広い意味でいう比較文学的な視点と、熊本という地域にもとづく視点が特徴になっているようです。