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日比嘉高研究室

近況、研究の紹介、考えたこと

Amazonで掃除機を買った件

無駄話

ついに私はAmazonで掃除機を買ってしまった。いつかこの日が来るだろうとは思っていたが、ついにやってしまった。

Amazonは本屋だった。ネットの、クレジットカードで買う本屋。古いネットユーザは覚えているだろうが、かつてネットショップにクレジットカード番号を渡すときの心理的障壁は相当なものだった。当時、つくば市という「文化不毛の地」にいた私は、ネット書店のありがたさにすぐ心奪われたが、カード番号を渡すいやさに、コンビニで受け取りと精算ができるセブンイレブンがらみのサービスを使っていた。

が、年を経るにしたがい、Amazonはどんどん成長。私にとっての分かれ道が訪れたのは、古書が買えるようになった時だった。早く、安く、精算が簡単…。ここで完全にMy AT Fieldは決壊。ボタンを押すだけでバンバン買えてしまう、あの恐ろしく後戻り不能な「あまぞん」に深く足を踏み入れることになる。

そして最近、次の臨界点がやってきた。名古屋にやって来てからだ。私は数年前、自家用車生活をやめた。しかも今の職場は徒歩圏内。私の日常生活はほぼその辺をうろうろしているネコちゃん並みの行動範囲である。そしてその無精で非力なネコの前にAmazonの魔の手がまたもや…

気が付けばAmazonはすでに書店ではなくなり、CDショップでさえなくなっていた。いかんいかんと思いつつ母の日のプレゼントを買い、油性マジック落としを買い、あれを買いこれを買い。だって、送料無料の場合が多い…。地下鉄代払うより…。(そういえばついこの前、新刊書籍が全部送料無料になったな。Amazon、手加減なしだ) そして、なんだかんだ言っても、ネットショップにクレジット番号を渡す恐怖感は今なお私には強い。その点、Amazonはもうすでに「身も心も財布も預けてしまった」古い腐れ縁の取引相手。Amazonなら、もういいや、というずるずるべったりの精算できない不適切な関係が。嗚呼。

そして本日ついに私は掃除機を買った。何をいまさらそれしき、という声も聞こえて来そうだが、私の中の結界がまたひとつ破れた、悲しむべき日だ。価格.comで調査をしていたら、その横に数百円しか最安値店と変わらないAmazonの広告が・・・・・・クリック。送料無料ね・・・・。大手量販店に行く手間とディスカウントの交渉、送料、その他の手間暇を思い浮かべ、即決であった。嗚呼、Amazonで掃除機を買った日。

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なお余談ながら、私がこれまでに聞いた最もすごいネットショッピングは、である。連れ合いの高校の同級生の実話だ。ドラッグ&ドロップしたんだって。