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日比嘉高研究室

近況、研究の紹介、考えたこと

節目とスイッチ


25日は現勤務校と前勤務校の修了式、卒業式だった。私はわがままをして、その両方の記念会に出させてもらった。日中、いつもの通りに名古屋大に行き、そして修了のパーティーに出た。そして夕方、京都へ。謝恩会の二次会からお邪魔させてもらった。卒業した学年は、私の担任の学年だった。

気持ちは、驚くほど容易に、そして不連続にスイッチする。この一年間顔を合わせ、それが日常だった空間・時間。そして新幹線をおり、人々と顔を合わせれば、一年前それが日常だった空間・時間。

人間の心というのは、本当に不思議だ。人に会い、その場に立つと、心は本当にいとも簡単にその時代に帰って行く。そして今に、帰ってくる。

この心の能力は、正の面にも負の面にも働くだろう。忘れたいことをいつまでも忘れられないということは、とてもつらいことだ。一方で、自分の中に、「今」以外のたくさんの気持ちが詰まっているということは、とても豊かなことだとも思う。

気持ちや記憶は時間の経過にしたがって変わって行くものだと思うけれど、その都度呼び起こしながら、いくつもの時代、いくつもの自分を往還できることは、素敵なことだ。

修了、卒業のみなさん、おめでとう。いま終えた時代が、そして次の時代が、みなさんにとって、すばらしいものであることを祈っています。