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日比嘉高研究室

近況、研究の紹介、考えたこと

最近いただいた本


 遅ればせながら、紹介いたします。

流動するテクスト堀辰雄

流動するテクスト堀辰雄

堀辰雄をテクスト生成論から考える。つまり、決定的な最終稿を目指す/確定させるのではなく、メモや草稿から作品の「最終形態」にいたるまでを等価に、流動する総体として考えるという方向。カバーの写真のイメージは、この発想によく合っています。


「東海」を読む―近代空間(トポス)と文学

「東海」を読む―近代空間(トポス)と文学

知名のところから、マイナーなところまで。こうした空間の表現を考える研究は、最近自分自身も感心があり、かつ「地元」のことゆえ、面白く読みました。


言語都市・ロンドン―1861-1945

言語都市・ロンドン―1861-1945

言語都市シリーズの最終巻。どんどん分厚くなってる! 人物誌、コラム、年表など、満載です。


テクストと教育―「読むこと」の変革のために

テクストと教育―「読むこと」の変革のために

[rakuten:book:13236500:image:small] 国語教育とりわけそのなかでも「文学教育」が抱える問題点を批評する。ある種の「文学教育」が「文学の価値」についての盲目的な信奉をもとにしているのはその通り。テクストを歴史的文脈の中に再配置し、従来的な教材作品の価値づけを解体し、硬直したイデオロギー性を批判していこうという千田さんの意図も、よく分かります。しかしご自身も書いておられ、釈迦に説法ですが、そういう方向性を「国語の教室」もっといえば「現場」に展開・接続するのは、並大抵の難しさではなく・・・・