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日比嘉高研究室

近況、研究の紹介、考えたこと

鉄道――関西近代のマトリクス


日本近代文学会関西支部編
和泉書院
2007年11月
定価945円(本体900円)
(いずみブックレット1)A5・並製・64ページ・ISBN978-4-7576-0437-7


鉄道―関西近代のマトリクス (いずみブックレット)

鉄道―関西近代のマトリクス (いずみブックレット)


 本書は、2007年6月9日に大阪大学で行われた日本近代文学会関西支部春季大会での成果を収める。248名が埋め尽くした会場での、熱気に満ちあふれたシンポジウムの全貌をお届けする。
     
 関西の鉄道網の発達は、文化の移動をもたらし、空間の配置、時間の感覚、そこに生きる人々の経験を劇的に変えた。関西鉄道のマトリクス(基盤・母型・回路)が、関西という土地の近代をどのように創りあげたのか、そしてそれらは関西の文化にいかなる影響を与え、文学はそうした鉄道のもたらした近代といかなる関係を取り結んできたのかを追求する。3人のパネリストの「報告内容」、「質疑応答の報告と展望」などを収載し、可能な限り、シンポジウムの内容を再現した。鉄道と文学の交差路から浮かびあがる様々な諸相から、新たな問題を感じて頂ければ幸いである。

〔内容目次〕
刊行の挨拶                        太田 登

企画のことば―鉄道は文学に何を運んだか―         日比嘉高・天野勝重

蒼井雄「船富家の惨劇」の時刻表トリック          浦谷一弘

関西の鉄道と泉鏡花                    田中励儀

「関西」と「鉄道」のディスポジション―横光利一の場合―  田口律男

関西私鉄をめぐる断想―三人のご報告を拝聴して―      原 武史

企画を終えて―質疑応答の報告と展望―           天野勝重・日高佳紀・日比嘉高

あとがき                         増田周子

http://www.izumipb.co.jp/sinkan/07nov.htm