日比嘉高研究室

近況、研究の紹介、考えたこと

無駄話

謹賀新年

あけましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。写真は、近所のお寺のいただきものです。除夜の鐘が聞こえてきたので見に行ったら、参詣者にも突かせていました。私も一突き。煩悩が消えますように、と(笑) 突き終わり、一拝…

冬のベルリン行

明日から、ベルリン行きです。ベルリン自由大学で"Self-Narratives in Japanese Studies – Literature and History"というワークショップがあり、お声がかかったので発表をして参ります。発表タイトルは、"Narrating Identities in Translation: Levy Hideo …

つらつら

■ 久々の更新。本の紹介のついでに、少しブログのエンジンをかけ直すことにしよう。 少し前にFacebookをはじめて、そちらにしばらく気を取られていて、ブログがお留守だったというのもあるが、私用雑用公務ご依頼子育てなど多くて、後回しになっていた。ブロ…

近況

引っ越した 引っ越して泣きそうに多忙 いろいろ本や論文をおくって下さっておりますが、御礼書けていません。本当にすいません。 子供は七ヶ月。這いずり始めた。歩行器のなかでしばしば直立している。 育児休業も最終月を迎えた。はやすぎ。。 フェイスブッ…

あるたとえ話

戸田山和久さんが昨年の今頃、名大であったトークイベントで言っていたことを思い出す。次のようなたとえ話をしていた。奴隷制賛成論者に奴隷制の廃止を訴えたならば、彼らはこう答えるだろう。「私たちの社会は奴隷制を前提の上に成り立っている。それを廃…

FB連携テスト中

いまひとつFacebookとの連携が思うように表示されない。こうして無駄時間が・・・

新年度に際し

■4月1日から育児休業に入りました。エイプリールフールではもちろんありません。7月31日まで。正直、未体験ゾーンです。気が向いたら日常を報告します。 ちなみに、何人かから質問を受けていますが、「哺乳瓶をめぐる攻防」は、父の勝利に帰しました。機嫌良…

本年もなにとぞ

みなさま、旧年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 年賀状を下さった方々、当方、今年は喪中でありました。追って寒中見舞いにてご返信申し上げます。ご連絡が行き届かず、失礼いたしました。 *清水義範の小説に、だんだ…

陥落…

ついに陥落しました。スマホ購入です。iPhone4Sではありません。HTC EVO 3Dというやつです。今月来たるであろう、家族の大イベントのために、カメラ+閲覧マシンが入り用だ――というのが、最後に自分を説得した殺し文句でした。 購入し、案の定、カスタマイズ…

JSTORにびびった話

今日、大学でPCを使って文献の調べ物をしていたら、知らない間にJSTORのページに入り込んでいた。私は日本文学の研究者なので、あまり英語文献は参照しないが、テーマによっては読むことがある。で、恥ずかしながらJSTORの存在もぜんぜん意識していなかった…

『解釈と鑑賞』、休刊

『国文学 解釈と鑑賞』が休刊したらしい。 笠間書院のメールマガジンで教えてもらった。 http://kasamashoin.jp/2011/08/_109.html『国文学 解釈と教材の研究』がすでに休刊しており、こういう日が来ることもチラと考えてはいたが、やはり感慨はある。上記の…

ムダグチ

週末こそ・・・ ここ数年の毎年春秋のパターンと言えばパターンなのだが、何の予定もない「お休み」の週末が夏までにもう数えるほどしかない。世の多くの勤め人の場合、休日に出勤すれば、代休がもらえることが多いのだと思うが、大学の研究者の勤務体系はそ…

春なのに

○○だけが理由でしょうか 向こうで〆切呼んでますね 流れる季節たちを微笑みで送りたいけれど 春なのに 言い訳ですか 春なのに 涙がこぼれます 春なのに ため息また一つ 中島みゆきリスペクト、というわけで、すべての仕事が滞っています。3.11以降、直接被災…

70000ヒット

更新履歴のメモ。3月1日頃に70000ヒットを越えたと思われる。私のサイトはwakwakの方のHTML版のものと、はてなのブログがあり、それぞれカウンタが違う。ブログの方が後発だったため、前者のカウンタの方が進んでいたのだが、昨年ぐらいにブログのカウンタが…

祖母の死

一昨日、昨日と、母方の祖母の葬儀があった。 人の死は、生者と生者を引き合わせ、生者と過去を向き合わせる。

フライブルグに来ており

例年、この時期には名古屋大学大学院文学研究科附属の近現代日本文化研究センターがシンポジウムを行っているのだが、今回はそれがフライブルグ(ドイツ)で開催されることになり、参加するために当地に来ている。今回は「文化の越境と翻訳」と題するワーク…

○○専用につき

タイトルに惹かれ、もしやこれは…、と思った方すいません、シャア専用のことではありません。「女性専用車両」のことを起点に随感などを書いてみようと。 *他の都市の通勤電車と同じく、名古屋市の地下鉄にも「女性専用車両」がある。平日の朝と夕方に、特…

謹賀新年

みなさま、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。毎年恒例の反省の、いやもとい、年頭の弁です。年を越すたびに、私は昨年、一昨年の同じ時期にこの欄に書いた「年頭の決意」を思い出さざるをえないのですが・・・、牛歩を、…

Amazonで掃除機を買った件

ついに私はAmazonで掃除機を買ってしまった。いつかこの日が来るだろうとは思っていたが、ついにやってしまった。

勝手に書評:『うつろ舟』

うつろ舟―ブラジル日本人作家・松井太郎小説選作者: 松井太郎,西成彦,細川周平出版社/メーカー: 松籟社発売日: 2010/08/13メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (3件) を見る 前のエントリで紹介した松井太郎氏の小…

ロボット版「森の奥」を見て考えた

この前(23日)、「ロボット版「森の奥」」を見てきて、すごく面白かったので、メモしておこう。この演劇が上演されたあいちトリエンナーレのサイトの紹介によれば 「現代口語演劇理論」に基づき、緻密な劇世界を織り上げる演劇界の旗手・平田オリザと、自分…

馬籠の宿

馬籠に行ってきた。馬籠には、たぶん子供の頃家族で行っているはずだが、大人になってからは行ったことがなかったので、ほぼ初訪問に近い感じだった。私はたまに学生と「文学散歩」をやるのだが、これも「先生、いきましょう」というありがたい人が出てくれ…

補遺・台湾訪問を振り返り…

先日書いたものを読み返し、なんか違うんだよなー、とここ数日考え続けていた。

台湾訪問を振り返り…

台湾には、本屋研究のために来た。 何年か前から、北米への日系移民の文学について研究していて、その一環でサンフランシスコを中心としたアメリカのジャパンタウンの日本書店のことを調べて論文にした。いま取り組んでいるのは、その延長線上にあるもので、…

広島訪問を振り返り…

これを書いているのは台北で、いま6月18日である。広島の訪問メモは、ツイッターの方に書いておいたので、もう一度書くのはやめておくが、台湾滞在をへて改めてちょっと考えさせられたことなどもあるので、雑感を書いておこう。

DPIによる閲覧履歴の広告利用

もう一つネットねた。今日(5月30日)の朝日新聞の一面トップ記事は、ユーザのネット閲覧・利用記録が、直接利用した相手企業だけにとどまらず、他の企業にまで広く「共用」されて、商業利用に供されるようになる、というDPI(ディープ・パケット・インスペ…

アップルと検閲

今朝の新聞で気になる記事を読んだ。iPadの発売騒ぎのニュースの一角に、ボイジャー社長の萩野正昭さんへのインタビュー「「検閲」で本偏る懸念」という記事がある(『朝日新聞』2010年5月28日朝刊26面)。萩野さんによれば、アップストア(iPadやiPhone用の…

東京散歩

今年に入ってから、研究会やら会議やらで東京に行くことが増えた。貧乏性な私は、そういうとき当の用事だけでなく、他事を一緒にしたりする。買い物をしたり、図書館に行ったりするが、最近のお気に入りは、散歩である。この前は根津美術館に行ったついでに…

図書館ではなぜ本が無料で読めるのか

最近、twitterではぶつぶつ言っているが、ブログは書いていなかった。ブログは長文なので、多少気合いがいるんですよね。それがよいところでもありますが。twitterは言いっぱなしになる(私の場合)。それがいいところでもあり、悪いところでもあり。今回、…

節目とスイッチ

25日は現勤務校と前勤務校の修了式、卒業式だった。私はわがままをして、その両方の記念会に出させてもらった。日中、いつもの通りに名古屋大に行き、そして修了のパーティーに出た。そして夕方、京都へ。謝恩会の二次会からお邪魔させてもらった。卒業した…