日比嘉高研究室

近況、研究の紹介、考えたこと

大学はいま

「大学改革」を財政的発想から考えることの危うさ

昨日のエントリ(「大学改革」が見ていないものは何か)の補遺です。 大学には金銭で計れない要素があまりに多い 大学が多かれ少なかれ国から資金援助を受けている以上、そこに財政的観点からのチェックが入るのは当然である。だが財政的観点は、つまるとこ…

「大学改革」が見ていないものは何か

大学をいま襲っている「改革」の大波は、二つある。一つは大学運営の「経営化」の波。もう一つは「グローバル化」と称される世界的なランキング競争の波である。この二つは、それぞれの大学の質のあり方に応じて、強く結びついたり弱く結びついたりしながら…

大学が〈選択と集中〉にさらされたとき何が起こるか

大学をはじめとした高等教育の行方、私たちの国の研究のあり方に興味を持つ人にとって、現政府の進めようとしている「改革」は、強い危惧を抱かせるものになっています。先日、お声がかかって『月刊 自治研』という雑誌(自治体公務員の組合活動の一環として…

語学教育と覇権主義

シカゴ大学が孔子学院と手を切るらしい 数日前Facebookで教えてもらって、シカゴ大の孔子学院が今期限りで閉鎖される予定だということを知った。 Chicago to Close Confucius Institute (INSIDE HIGHER ED) https://www.insidehighered.com/news/2014/09/2…

国立大から教員養成系・人文社会科学系は追い出されるかもしれない

教育系・人文社会系は、いらない 国立大学は「国立大学法人」となって、国の縛りから自由になった、はずだったのですが、その実、サイフを握られて結局昔よりも文部科学省の言いなりになる傾向が強まった――このことはどこかで耳にしたことがあるかもしれませ…