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日比嘉高研究室

近況、研究の紹介、考えたこと

支援せよ > 大宅壮一文庫がクラウドファンディング中

大宅壮一文庫がクラウドファンディングで、運営資金のサポートを求めています。 近代大衆文化に関わる資料の宝庫。末永い存続を祈ります。 私も、支援しました。 readyfor.jp関連するニュースや記事はこちら。 www.asahi.com www.excite.co.jp

おとななんて

こどものくれる、野草の「花束」。 私のポケットに、ねじ込もうとする。 服が汚れる── という私。 おとななんて、つまんない。

最近いただいた本 20170509

つづきです。御礼状を書かねば。GWに、と思っていたのですが、矢のように飛び去り…。 不義理すぎて顔向けできない。うう。それにしても、大著揃いだ。すごい! www.kinokuniya.co.jpwww.kinokuniya.co.jpwww.kinokuniya.co.jpwww.kinokuniya.co.jp

最近いただいた本・雑誌 20170508

遅くなりましたが、最近いただいた本を紹介いたします。 全部にコメントをしたいのですが、追いつきません。ごめんなさい。上から順にやっていまして(部分的にはTwitterで紹介してました)、このあと、追記していきたいと思っています。全部やってから、と…

ミサイルが飛んで、新しい隣組の結成を祝おう

今日(29日)はアニメ・特撮脚本家で小説家の辻真先さんの講演を聞いた。いい講演だった。心から御礼を申し上げたい。講演の題を「ぼくは戦争の匂いを嗅いだ」とした辻さんの危機感は深いのだと思うが、語り口は温和かつなめらかで、まるで落語か講談を聞い…

台北雑記20170426――花蓮の本屋、煙草工場、青田街、植民地ノスタルジー

24日から4日間の日程で、台北に来ている。 政治大学と東呉大学の先生が招いて下さり、講演をさせてもらったのである。お題は、戦前の内地外地を結んだ書物の流通について、という目下私が追いかけているテーマである。台湾について、少し力点をおいて話をし…

昨年度はサバティカルだった件

昨年度はサバティカル(=大学の特別研修期間)だった。 諸事情(主に家庭方面)あって、勤務校での研修となった。そして勤務校には子どもの保育園があるので、結果、ほぼ毎日大学に行くことになった。春、私を見かけた同僚たちは、なぜサバティカルなのにい…

オリンピックと帝国のマイノリティ──田中英光「オリンポスの果実」の描く移民地・植民地

細川周平編『日系文化を編み直す──歴史・文芸・接触』ミネルヴァ書房、2017年3月31日所収、pp.287-300 [要旨] この研究では、1932年のロサンゼルス・オリンピックと、それを描いた田中英光「オリンポスの果実」(1940)を分析しながら、1930年代における国際…

外地書店を追いかける(8)──大阪、九州、台湾の共同販売所と大阪屋号書店満鮮卸部

「外地書店を追いかける(8)──大阪、九州、台湾の共同販売所と大阪屋号書店満鮮卸部」『文献継承』金沢文圃閣、30号、2017年5月、pp.11-15。 第8回、書きました。今回は戦前の内地/外地をまたいで起こった「共同販売」という、書物の流通改革のお話です。

枝垂れ桜、春に向かう

毎年楽しみにしている、近所の枝垂れ桜。今はこれくらい。例年だと22日、23日ぐらいでこの桜は満開を迎えます。このあとの天候次第ですが、今年はこれと同じか、少し遅れるか、ですね。いずれにしても、これから一週間で、満開に向かって駆け上がります。 そ…

畝部俊也さんの思い出に

今日は、亡くなった同僚の畝部俊也さんを偲ぶ会があった。研究科の有志が集まって、食事をしながらいろいろな思い出話をした。畝部さんは48歳で亡くなったのだった。畝部さんとは、研究室が隣同士だった。音が、よく聞こえた。私の研究室のある建物の部屋は…

文科省的には教育勅語を活用してもいいらしい

文科省が予算委員会で、教育勅語を活用してもいいと答弁している。夫婦仲良くしなさい、とか、友だち同士信じ合いなさい、ということを教えるのに、教育勅語が必要なのか、と考えてみればわかる。それくらいのことなら、ちびまる子ちゃんをつかってだって教…

排除型社会とマイノリティー 現代文学はどう向き合っているのか(研究報告)

土曜日、韓国日本学会(@高麗大学、2017年2月18日、第94回国際学術大会)に行って参ります。 私の出番は日本文学分科2。 マイノリティーと文学・文化-ジェンダー・身體1武内佳代(日本大) 松浦理英子『犬身』におけるジェンダーの錯綜―クィア化される「ケアの…

政治の嘘にさらされ続けるとどうなるのか――トランプ、ガス燈、もう一つの事実

政治の嘘に人々が慣れてしまうとどうなるのか。「オルタナティブ・ファクト」「ガスライティング」など、ここのところ注目されている言葉とともに考えます。目次 トランプ氏の嘘は続く ポスト真実とオルタナティブ・ファクト 嘘の効果──ガスライティング 嘘…

取材協力:(Media Times)米政権からの「口撃」、報道苦心/朝日新聞

『朝日新聞』朝刊、2017年2月11日です。取材に協力しました。 www.asahi.com

【募集】 個人研究発表とパネル・セッション(東アジアと同時代日本文学フォーラム2017)

第5回 東アジアと同時代日本語文学フォーラムでは、以下の通り個人研究発表と3~5名程度で構成されるパネルセッションを募集します。大会日時 2017年10月27~29日場所 東国大学校および高麗大学校(韓国ソウル特別市)を予定テーマ 日本語文学・文化について…

取材協力「「ポスト・トゥルース」の危うさ」(毎日新聞)

『毎日新聞』夕刊 2017年1月30日の以下の記事に、取材協力をしました。 特集ワイド 「ポスト・トゥルース」の危うさ 「真実」は二の次…日本は無縁と言えるか http://mainichi.jp/articles/20170130/dde/012/040/002000c

『読売新聞』書評欄 掲載(『文学の歴史をどう書き直すのか』)

本日(2017年1月29日)の『読売新聞』書評欄で、拙著『文学の歴史をどう書き直すのか』が取り上げられました。安藤宏さんの書評です。ありがたいことです。文学の歴史をどう書き直すのか: 二〇世紀日本の小説・空間・メディア作者: 日比嘉高出版社/メーカー:…

本の紹介 『〈変態〉二十面相』『石川啄木論攷』『エジプト人モーセ』

〈変態〉二十面相――もうひとつの近代日本精神史 | 六花出版honto.jp 昨年頂戴していながら、紹介し損ねていた論文集。お送り下さった方々、ありがとうございました、そしてごめんなさい。 〈変態〉という今や英語にまでなって抜群の知名度を誇るこの言葉の、…

「「ポスト真実」にどう向き合うか」『しんぶん赤旗』(インタビュー)

取材協力しました。 「「ポスト真実」にどう向き合うか」『しんぶん赤旗2017年1月11日(水)、焦点・論点欄でのインタビューです。 全文はこちらで読めます。 2017焦点・論点/「ポスト真実」にどう向き合うか/名古屋大学大学院准教授 日比嘉高さん/正確な…

いただいた本とCDを紹介

「サークルの時代」を読む 戦後文化運動研究への招待 村上春樹論──神話と物語の構造 ライトノベル・フロントライン 3 Yokohama, California 「サークルの時代」を読む 戦後文化運動研究への招待 honto.jpお送り下さった編者のみなさん、執筆者の方々、あり…

謹賀新年

あけましておめでとうございます。今年の目標: 健康と体力は大事だよ 粗製濫造せぬよう自戒 デジタル・ヒューマニティーズ関係の勉強をぼちぼち始めたい 書を捨てなくてもいいけど、街に出よう 久々に米国の日本文学系の学会に行きたい ところで、だんだん…

「ポスト真実」TOKYO FM TIME LINE

今日はこれです。19:20ごろから。 「世界に広がる「ポスト真実」に対抗する手段」。ナビゲータは古谷経衡さん。古谷経衡さん @aniotahosyuとお送りする今夜のストーリーは『世界に広がる「ポスト真実」に対抗する手段』。名古屋大学大学院文学研究科の日比嘉…

やる気のでない冬のあなた(私)に 2016

かなり前だが、「やる気のでない夏のあなたに - 日比嘉高研究室」という記事を書いたことがあります。 いま、超低空飛行のあなた(私)に2016年版をお送りします。 1.机を掃除しよう やる気がでないと、掃除をする気も起きないものですが、とりあえず積み…

最近いただいた本 その3

最近いただいた本、その3です。honto.jphonto.jphonto.jphonto.jphonto.jphonto.jphonto.jphonto.jp

最近いただいた本 その2

年内に紹介しておかねば…。(もはや最近でもないけど)最近いただいた本、その2です。 honto.jphonto.jphonto.jphonto.jphonto.jphonto.jphonto.jphonto.jphonto.jphonto.jp層 ―映像と表現 vol.9 特集1=世界内戦と現代文学―創作と批評の交錯― 特集2=忍者と…

「グローバル化の中の日本文化研究を考える」(基調講演)

2016年度台湾日本語文学国際学術研討会、2016年12月17日、台湾・輔仁大学、基調講演 (概要) 1.日本の大学をとりまく状況 2.日本の大学とグローバル化 3.グローバル化の中の日本文化研究――日本の政府系機関の取り組み 4.グローバル化の中の日本文化…

「POST-TRUTH【ポスト真実】って何だ」『東京新聞』『中日新聞』

「POST-TRUTH【ポスト真実】って何だ」『東京新聞』(こちら特報部)12月14日の取材に協力しました。『中日新聞』では17日朝刊です。下記のリンク先は前文のみです。www.tokyo-np.co.jphttp://www.chunichi.co.jp/article/tokuho/list/CK2016121702000064.ht…

キュレーションサイトの問題は、リサーチャーすべてが直面している問題じゃないのか

キュレーションサイトをめぐる一連の騒ぎをみていて、これって実はリサーチする人間のほとんど全員が直面している問題じゃないかなぁと思ったので、そのことについて少し書いてみます。なお、以下「キュレーション」という言葉をネガティブな文脈の中で使い…

『跨境 日本語文学研究』第4号 投稿受付中です

東アジアと同時代日本語文学フォーラムの機関誌『跨境 日本語文学研究』では、現在投稿原稿を受け付けています。どなたでもご投稿いただけます。〆切:2017年1月15日要領は下記をご覧下さい。投稿受付のURLは最下部です。 投稿受付のページは、こちら http:…

「再編が招く『分断』」(神奈川新聞)

11月22日に横浜国立大であった、文系学部再編をはじめとする大学問題の連続討議について、神奈川新聞が記事にしてくれています。室井尚さん、増田聡さん、日比という顔ぶれでした。「再編が招く『分断』」『神奈川新聞』2016年11月29日5面

名大アゴラ第6回 「辺野古基地問題を法治主義と地方自治の視点から考える」

名大アゴラ 名古屋大学人の会連続セミナー 第6回 「辺野古基地問題を法治主義と地方自治の視点から考える」講演者 紙野健二さん(名古屋大学教授・行政法)日 時 12月13日(火)18時~19時30分(開場17時30分) 場 所 名古屋大学 東山キャンパス アジア法交…

マイナンバーを届出したくない件――民間利活用のロードマップを見てみよう

マイナンバー、「届出して下さい」というお願いを今年お仕事をした某所からいただきましたが、お断りしました。納税のズルを許さないとか、行政業務が効率化するとか、たしかにメリットもあるようです。が、マイナンバーの「利活用」ロードマップを見ると、…

J-WAVE の JAM THE WORLD で話をしてきました

11月21日のJAM THE WORLD : J-WAVE 81.3 FM RADIOが出番で、お題は「ポスト真実」の政治・世界。津田大介さんのナビゲートでした。https://www.youtube.com/watch?v=Cn6-5nT83Rwwww.youtube.com

「ポスト真実」と感情化社会 どうして嘘つきがまかり通るのか(2)

今月16日、オックスフォード辞書が、「今年の言葉」に「post-truth」を選びました。日本では「ポスト真実」と訳されることが多いようです。この言葉について、今日J-Wave のJam the World という番組で津田大介さんとお話をすることになりました。この言葉に…

講演会「大学はこのままでいいのか?―自由と多様性を求めて」

11月22日(火)は、下の企画に出て参ります。室井尚さん、増田聡さんと。 <第4回ゲスト講演会> 「大学はこのままでいいのか?―自由と多様性を求めて」11月22日(火) 17:00〜 場所:横浜国立大学 図書館 メディアホール http://y-labo.wixsite.com/hom…

文学の歴史をどう書き直すのか──二〇世紀日本の小説・空間・メディア

笠間書院、2016年11月15日、全252頁 新著、刊行されました!↓ 笠間書院ウェブショップ shop.kasamashoin.jp↓ AMAZON文学の歴史をどう書き直すのか: 二〇世紀日本の小説・空間・メディア作者: 日比嘉高出版社/メーカー: 笠間書院発売日: 2016/11/22メディア: …

漱石作品 その〈死後の生〉 [講演]

京都漱石の會、第18回定例会、御所西京都平安ホテル、2016年11月13日 kyotososeki.at.webry.info[概要] 〈死後の生〉などと書くと、怪談やオカルトの話かと敬遠される向きもあるかもしれませんが、そうではありません。作品が発表された「後」のことを考え…

図書館と読書の履歴をめぐる文学的想像力

『日本文学』日本文学協会、第65巻第11号、pp.51-61、2016年11月10日発行、特集「図書館と文学──保存・検閲・スキャンダル」 Title: "Library, Reading Record, and the Literary Imagination"表題の論文を書きました。要旨は以下のとおりです。[要旨] こ…

どうして嘘つきがまかり通るのか――「ポスト事実の政治 post-truth politics」の時代にどう向き合うか

この記事を書いたあと、オックスフォード辞典が「今年の単語」に post-truth を選んだというニュースが入ってきました。訳語は「ポスト真実」とされていることが多いようです。私は以下でtruthを「事実」と訳していまして、その方がふさわしいかなと考えてい…

池内了さん講演「科学の軍事利用を考える 研究費、学問の自由、デュアル・ユース(仮)」

11月8日(火)に池内了さんの下記の講演があります。大学をめぐる喫緊の問題の一つ、軍事研究、軍事費・防衛費との関係、デュアル・ユースなどの問題がテーマです。お運び下さい。 名大アゴラ 第5回 池内 了さん (名古屋大学名誉教授、総合研究大学院大学名誉…

来週末 東アジアと同時代日本語文学フォーラム 名古屋大会です

nagoyauniversity.wixsite.comいよいよ来週末です。秋の名古屋大&明治村へ、ぜひ。 28日は次世代フォーラム。日韓中台の大学院生が18名発表します。黒岩涙香から小林多喜二まで、志賀直哉から村上春樹まで、学童疎開から猫カフェまで、在日朝鮮人文学からラ…

もうすぐ出ます 『文学の歴史をどう書き直すのか』笠間書院

来月、新しい本が出ます。笠間書院さんから。ウェブでの宣伝が始まりましたので、ご紹介します。kasamashoin.jp

外地書店を追いかける(7) 台湾書籍雑誌商組合のこと

『文献継承』第29号、2016年10月、pp.4-6 今回の内容はこんな感じです(冒頭より) 内地と外地を結んだネットワークを考える際に、一つの重要なアクターとなるのが、外地の小売書店の業界団体である書籍雑誌商組合である。書店組合は、当該地の小売書店の利…

(予告)日本近代文学会 特集 〈流通する書物〉の近代―変動期に於けるネットワーク形成と文化

かなり近付いてしまってからの宣伝(もう来週末ですね・・・)になりますが、以下のシンポジウムに登壇します。 日本近代文学会 2016年度 秋季大会 特集 日時: 2016年10月15日(土)14:00より 場所: 福岡大学 会場:A201教室《特集》〈流通する書物〉の近…

文学で考える 仕事の百年 (翰林書房版)

飯田祐子・日高佳紀・日比嘉高編、翰林書房、2016年9月30日、201頁 翰林書房からの再刊本です。目次など詳細は、日高佳紀さんのページをご覧ください。文学で考える〈仕事〉の百年作者: 飯田祐子,日高佳紀,日比嘉高出版社/メーカー: 翰林書房発売日: 2016/10…

文学で考える 〈日本〉とは何か (翰林書房版)

飯田祐子・日高佳紀・日比嘉高編、翰林書房、2016年9月30日、198頁 翰林書房からの再刊本です。目次など詳細は、日高佳紀さんのページをご覧下さい。 文学で考える〈日本〉とは何か作者: 飯田祐子,日高佳紀,日比嘉高出版社/メーカー: 翰林書房発売日: 2016/1…

この夏の出来事──息子を弟の名で呼んだ話

知多半島にあるその宿には、子どものころ、毎年のように通っていた。海沿いの施設で、そこに一泊して近くの海水浴場で遊ぶのが、私たち兄弟の夏の大きな楽しみだった。海藻のくずやゴミで汚い海だったが、泳いだり、岩場にひそむカニを捕ったり、砂浜で山を…

最近いただいた本 その1

もはや、御礼ができていません、とか、紹介が遅れています、とか、言い訳できるレベルではないですが、とにかく御礼をかねてここにご紹介します。漏れがあるかもしれません。ひとえに、私の部屋が片付いていないのが原因です。。たくさんありまして、記事を…

憲法判例からみる日本──法×政治×歴史×文化

日本評論社、2016年9月20日。担当・山田哲史との共著「小説はプライバシーを侵害するのか──「宴のあと」事件」pp.1-20 まさか自分がこういうタイトルの本に関わるとは思わなかった!という1冊が出ました。「憲法判例×歴史」研究会の成果をまとめた本です。…